高速ネットで個人型経済に 流科大がITフォーラム

高速ネットで個人型経済に 流科大がITフォーラム

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 ブロードバンド(高速大容量)で変わるe社会―をテーマに、流通科学大学は二十九日、「IT(情報技術)フォーラム」を開いた。市民対象の公開講座光ファイバーなどブロードバンド通信の普及で、生活やビジネスがどう変わるかなどを話し合った。

 特別教授の石井威望・東大名誉教授が「ブロードバンドと地域活性」と題して基調講演。動画を送信できる携帯電話の登場で、個人がいつどこにいても情報発信できる時代が到来したことを強調した。

 続いて、関西電力グループの超高速通信サービス会社、ケイ・オプティコム大阪市)の田邉忠夫社長が講演。「IT革命は、経済を大量生産・消費型から、多様なニーズを重視する個人型に移行させる。対応できない企業は取り残される」と指摘した。

 パネル討議には、ネットで地域情報を発信する行政マンなどが参加。一般家庭へのパソコン普及率の上昇で、地域活性化の道具としてネットがますます重要視されていることを確認した。