自動車工業会

日本自動車工業会（自工会）が２８日に発表した５月の国内自動車生産台数は、前年同月比６・３％増の８６万５７３４台と３カ月ぶりに前年実績を上回った。国内販売が落ち込む中で、米国を除く各国向けの輸出の好調に支えられた。輸出が牽引（けんいん）役となり排気量２０００ｃｃ超の普通乗用車の生産台数が２４・９％増の４２万３２９９台と５月単月で過去最高を記録。また、軽自動車も５月として最高の８・１％増の１１万６７４０台だった。

　輸出の総台数は５・１％増の４８万２７９３台と２２カ月連続のプラスで、５月としては１９８７年以来２０年ぶりの高水準だった。米国向け輸出は、７・１％減の１６万４２１７台で、２カ月連続のマイナス。米国以外の輸出はおおむね堅調で、特にロシアを含む欧州、中東、中南米は２けた台の伸びが続いている。
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